天皇皇后両陛下がご乗用になる車両、御料車(ごりょうしゃ)
2018-08-12|番外編

御料車とは、主に天皇皇后両陛下がご乗用になる車両で、皇室専用の皇ナンバーのものと品川ナンバーのものがあります。国会開会式など公的なお出ましには皇ナンバー,その他のお出ましには品川ナンバーをお使いになることが通例です。
御料車は全部で10台あり、6台がリムジン型で一般的にナンバープレートがある場所に金の菊の紋章が飾られ、その車前方の右上付近に「皇1」「皇2」などとナンバーがついています。
いわゆる「皇ナンバー」と呼ばれるもので、皇室専用のナンバープレートとして使われています。
ちなみに、ナンバーがあるということはもちろん車検もあります。
御料車のリムジン型の車種はトヨタの「センチュリーロイヤル」。8人乗りのリムジンです。
標準車で1台5250万円(税込)。
防弾強化された国賓接遇用の特装車は1台9450万円(税込)するらしいです。
特別仕様として扉は観音開きが採用されており、後扉窓・扉後方窓の窓枠は大きくされています。
内装には、天井に和紙、後部座席に毛織物、乗降ステップに御影石、その他に天然木などの自然素材が使われています。
また、前席シートは革張り・後部座席のシートは布とされています。
残り4台はセダン型で通常のナンバープレートがつけられており、日常公務の送迎や地方行幸にも使用されています。
セダン型の御料車の車種はトヨタの「センチュリー」。5人乗りのセダンです。
こちらは「センチュリーロイヤル」とは異なり、一般向けにも販売されています。
ただし、かなりリッチで1台1253万円(税込)します。
御料車にはリムジン型とセダン型がありますが、天皇皇后両陛下は可能な限りセダン型を多く使用しているそうです。
そこには沿道の人々と目線を同じ高さにしたいという両陛下の意向が現れているんですよ。

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