1997年 ソニーMDウォークマン MZ-R5ST

MDの普及を目指していたソニーは、編集ステーションと接続することで高度な編集と録音を可能にしたMDウォークマンを販売しました。

この1997年　にソニーから販売されたMDウォークマン　MZ-R5STはウォークマン部分とステーション部分に分かれています。






組み合わせることでデッキとして家で録音・編集や外部スピーカーを接続することで再生などが可能で、ステーションから取り外し、ポータブル機として外で録音・再生も楽しめるというコンセプトになります。

ＭＤウォークマン部は、従来機（『ＭＺ－Ｒ４ＳＴ』本体）の約８０％（容積比）に小型化しています。

ポータブルMDレコーダ+ステーション

ワイヤレスリモコン付き（コードのリモコンもあり）

光入出力・マイク入力

1997/11発売当時の定価：72,000円







気軽にMDを録音できるのでそれだけでも魅力があり、ドッキングできるってメカニカルなのも機械好きの興味を引きました。

当時家電量販店などで販売していたのは「ポータブルMD」コーナーに置いていましたが、並べられている商品の中ではでは異常に大きく、価格も高価でした。

他の録再ポータブルMDの2倍以上の価格でした。

このMZ-R5STはその存在を覚えている人も少ないのではないかと思うウォークマンです。

この頃、MDにCDから録音するような人はMDミニコンポを持っていて、そちらで録音する方が遥かに楽でした。

金額的に見てもMDミニコンポは比較的価格も安く、MDが発売されて5年以上たちますので、MDを使っているような人はすでに録音するための環境を持っていました。

これからMDを始める人には良いのかもしれませんが販売台数は伸びなかったようです。

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