1982年 1.2インチ液晶の腕時計型テレビ セイコー TV Watch

近年ではスマートウォッチが急速に注目されていますね。

アップル、ソニーなどの有名メーカーのみならず沢山のメーカーから販売されています。

今はスマートフォンが全盛なのでスマートウォッチ。

パソコンが全盛の時は腕時計型のプログラム可能な腕時計型のコンピュータなどが販売されていました。

テレビが全盛の時には当然腕時計型のテレビ。

今回紹介するのは1982年発売、腕時計で有名なセイコーの時計型テレビです。






セイコーは先に記載したプログラム可能な腕時計型のコンピュータも販売しています。

セイコー　TV Watchは1.2インチの大きさで、画素数は32000画素。

反射型白黒液晶を搭載しています。

TV Watchは二種類があります。

ミニホンタイプが98.000円

ヘットフォンタイプが108.000円

もともとは時計のメーカーなのでデザインや素材、作りはさすがです。

前面のガラスは若干傾斜して見やすい様になっています。


残念なことに時計部分だけではテレビを受信することは出来ません。

時計本体にウォークマンのようなチューナー部分をつなげることが必要です。






アンテナは今のワンゼグのようにヘッドホンやイヤホンがアンテナの役割で受信することが可能となります。

今ならBluetoothや無線LANなどによってつなげるのですが、当時は当然その様なものは無く、優先でつなげることになります。

テレビは反射型の液晶なので、暗いところでは見づらく明明るいところでは良く見えます。

受信できる電波はVHF、UHFのテレビチャンネルの他にFMの受信も可能でした。

TV Watchは世界で最初で最後のテレビ時計になると思います。

だからといってスマートウォッチが廃れるかはわかりません。

ちなみに腕時計型のパソコンもすぐ無くなりました。


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