ダイハツ 初代 ミゼット 1957年
2018-01-21|1950年代

戦前から三輪トラックを製造してきたダイハツは、1950年代当時主流だった1トン積み三輪トラックと零細商店が使用していた自転車やオートバイとの間を埋める超小型三輪トラックとして、1957年(昭和32年)8月にダイハツ ミゼットを発表しました。
ちなみに「ダイハツ」とは”大阪の発動機製造”が由来だそうです。
ミゼットの開発・生産は、終戦の1945年まで本土決戦用の戦闘機を生産していたダイハツ系列の旭工業がおこなっていたそうです。
ミゼットは184,000円 というオートバイ並の低価格で、当時のスクーター・軽免許で運転出来たこと、維持費もかからないこと、何よりオートバイにはない屋根が付いて安全であることなど開発当初の目標の大部分をクリアしたクルマとなり、それまで自転車やオートバイを配達に使っていた零細業者を中心に爆発的にヒットしました。
ミゼットは、印象的な「街のヘリコプター」の宣伝コピー、楠トシエさんの歌ったCMソング「ミンミンミゼットの歌」、そしてABCテレビで1958年~1959年に放送された「やりくりアパート」の佐々十郎と大村昆さんのコンビによる生コマーシャルといった効果的な宣伝も大ヒットに繋がりました。当時の日本人でミゼットの名前を知らない人はいないような人気者になったのです。
販売台数は、試験販売的であった1957年354台、1958年9659台、1959年39815台、そして丸ハンドルのミゼットMP型と併売された1960年には実に86471台(日本車初の月産5000台を達成)と物凄い勢いで伸びました。

ミゼットの由来は、英語で小人、極小型の意味から、小回りが利くとても小さなクルマというところから来ているそうです。
【主要スペック】 1957年ダイハツ ミゼット(DKA型)
全長2540mm・全幅1200mm・全高1500mm・車重305kg・強制空冷2サイクル249cc・最大出力8ps・最小回転半径2100mm・バーハンドル・3速・乗車定員1名・最大積載量300kg・最高速60km/h・販売価格184000円
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