ソニー トリニトロンカラーテレビ KV-1310 1967年
2017-12-17|1960年代

1967年にソニーが開発したアパーチャーグリル方式のブラウン管。
全世界で2億8000万台を販売。 当時の販売価格は198,000円。
その高画質と「ワンガンスリービーム」と連呼するCMソングによる宣伝が
功を奏し、一躍ソニーを代表する商品となった。
『トリニトロン』という名称は、三位一体を意味する英語
“Trinity(トリニティ)”と、電子管の英語名“Electron
Tube(エレクトロン・チューブ)”との造語で、ソニーの登録商標
(日本第1010291号)となっている。
トリニトロン管の大きな特徴は、色選別機構にアパーチャーグリルと
呼ばれるフィルターを使用していることと、「1ガン3ビーム方式」の
電子銃を使用していることである。アパーチャーグリル方式は、
当時一般的だったシャドーマスク方式に比べ、低輝度でもコント
ラストが高く、画質面で非常に有利であった。また、シャドウマスク
方式のブラウン管は、表示部が球面を切り取った形であるのに
対し、トリニトロンは円筒の一部であったため表示のゆがみが少
なく、画面へ写り込みにくいといった特徴を併せ持ち、本体として
の見栄えも良かった(一部の機種では前面を表示部に合わせた
デザインを採用していた)。
「1ガン3ビーム方式」は、1本の電子銃から3本[3]の電子ビームを
出力する方式で、3本の電子銃から電子ビームを出力する従来の
方式よりも電子銃の口径を大きくすることが可能なため、よりシャ
ープなフォーカスが得られた。
主な欠点としては、アパーチャーグリルをワイヤーによって押さえ
る構造上、画面の上下に線の影が入ることや、電源オンオフ時に
チリチリ音が発生することが挙げられる。
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