NECのPCエンジン
2017-11-27|1980年代

単に「PCエンジン」と言ってしまうと広い意味を持ってしまいますが、ここではNECより最初に発売された初代PCエンジン、いわゆる「白PC」を振り返ってみようと思います。
当時は素晴らしい高性能を誇った「PCエンジン」持っていた人も多いのではないでしょうか。
ファミコンの牙城を崩そうとした意欲的なゲーム機でした。
「PCエンジン」というゲーム機の発売は1987年です。
当時の家庭用ゲーム機業界は任天堂のファミコンが大ヒットとなり、市場をほぼ完全に独占しており、ハドソンもまたそのファミコン最初のサードパーティーとして数多くのゲームを供給していました。
と、同時にハドソンはファミコンを凌駕するべく、ゲームの開発者やユーザーからの意見を取り入れ、より高性能な新ゲーム機の開発にとりかかっていたのです。
そうしてNECとハドソンの共同傑作マシン「PCエンジン」は誕生しました。
発売された当時としては、常識以上の高速・高性能なマシンでした。
後発ではあったものの、1992年には当時トップシェアだった任天堂のスーパーファミコンに次いで国内市場での普及率は24.7%を占めていたそうです。
PCエンジンは「コア構想」というパソコンのようにコア(核)の役割を持たせて、周辺機器による拡張でゲーム以外に対応させるという拡張思想を持っています。
この為、ゲーム機本体であるPCエンジン自体にはコントローラー端子が1つのみだったりと、ゲーム機として最低限の機能しか持っていません。
例えばセーブ機能などは、外部拡張端子に接続してバックアップが行える「天の声」シリーズで保管し、コントローラーもハブ端子「マルチタップ」を接続するコトで5人プレイに対応していました。
こういった機能によるRPGの遊び易さ、複数人で遊ぶ「ボンバーマン」などのゲームはユーザーたちの中でも高い評価を得たのです。
基本的にゲーム機本体は、HuCARDというICカード型のROMカートリッジによるゲームソフト販売でしたが、後に大容量のゲームを制作可能なCD-ROM2の増設によって大きくゲーム史が塗り替わっていったのです。
PCエンジン本体の購入者のうち、約半数が後のCD-ROM2まで購入したと言われています。
5万円を超える高額だったにも拘わらずCD-ROM2がここまで普及したのは、PCエンジンにユーザーを満足させるスペックと作品が集まったからに他ならないですね。
ゲームソフトの販売数は累計で実に650種類にものぼるそうです。
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